NPG研究所

0263883793

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開発の経緯

他の歯車機構と比べ波動歯車の歴史は60年程度と浅く、現在では金属製が主に産業用機器(ロボット等)に使われており、民生品関係での広がりはまだ多くないようです。

当社ではこの金属製波動歯車をプラスチック製とすることで、安価、軽量化を活かしサービスロボット関係及び金属を避ける用途への活用を広めたいと考えました。

プラスチック製にすることでのメリット・デメリットは下記の通りです(※同等外形品の金属製と比較した場合)

<メリット>

1)射出成型することで安価になる

2)軽量化が可能

<デメリット>

1)出力トルクが小さくなる

2)射出成型することで角度伝達精度などが大きくなる

 

なお波動歯車には様々な用途が求められる中で、お客様の製品(装置)のコンパクト化に寄与できるよう減速機単体を薄型化しています。

減速機の入力軸、出力軸を支持する軸受機構を製品(装置)と共有化することで軸方向が、よりコンパクトになります。この形状はお客様の製品(装置)に容易に組み込むことが可能となります。

なお現在ギヤボックスの標準化には着手はしていませんが、ギヤボックスとしてご利用を考えているお客様には、ボックス部分の製作もサポートさせて頂きます。