用語の説明(ロストモーション)
波動歯車は、バックラッシュに相当するものとしてロストモーション値を用います。
ロストモーションは、波動歯車を組み込んだ状態で入力軸を固定し、出力軸アームに微小負荷(0.004Nm、0.04kgm)を正逆に与えた時の回転角です。
つまりロストモーションはバックラッシュを含むねじれ角のことです。
弊社の測定装置で説明します。

中央部に波動歯車を組み込んでいます。手前が入力軸。

出力軸にアームと高分解能エンコーダ(72,000P/R)を取り付けます。

入力軸をロックします。

一方に負荷をかけます。

カウンターをリセットします。

次は反対側に負荷をかけます。

ロストモーションは角度で”23分28秒”でした。

